音楽

好きな曲とアルバム

《好きな曲 05》WA-KAH! CHIKO - サディスティック・ミカ・バンド

Wa-Kah! Chico (Instrumental / Live In London) - YouTube

 

「HOT! MENU」(1975)収録。

 

ミカバンドの3rdアルバムです。

このアルバムをリリース後、ミカバンドは解散しました。

 

ミカバンドやサディスティックス時代の幸宏さんは、YMOの時と比べると大分オカズも多めで、かなりアグレッシブなドラムプレイをしてます。

 

YMOの必要最低限に抑えたドラミングもすごくスタイリッシュでカッコいいですが、ミカバンド期の攻撃的なプレイも魅力的です。

 

今回は、特に幸宏さんのドラムが冴え渡っている一曲を選びました。

自分もこの曲を叩きたくて、必死にコピーしてました。

 

この辺から、ミカバンドはすでにフュージョン寄りの内容になっていて、後のサディスティックスに通ずるところがあります。

 

でも幸宏さんは、何かのインタビューで当時(サディスティックス時)居心地が悪かった、なんてことを言っていたような気がします。

フュージョン系はあまりやりたい事じゃなかったんだと思います。

サディスティックスも、高中さん主体でしたし。

僕は手数の多い幸宏さんも好きですけどね。

《好きな曲 04》HURRICANE DOROTHY - 細野晴臣

HURRICANE DOROTHY

HURRICANE DOROTHY

 

「トロピカル・ダンディー」(1975)収録。

 

トロピカル三部作」の二作目にあたるアルバムです。

YMOを聴き始めた頃、よく聴いていたのが細野さんの初期作品でした。

そこから派生して、ティンパンアレーや、はっぴいえんどなんかも聴いてました。

でも今は幸宏派です。ごめん。ちなみに父は教授派。

 

この頃の細野さんは、エキゾチカと呼ばれる音楽にどっぷりはまってました。

エキゾチカは、西洋人から見た東洋人をイメージした音楽です。

東洋人である細野さんは、それを逆輸入し、楽曲に落とし込みました。

当時エキゾチカなんてやってる人はいなくて、細野さんの音楽仲間は皆困惑したようです。

細野さんが先陣を切って、誰もやってなかったことをするのは、YMOも同じですね。

 

僕の音楽を聴く姿勢は、細野さん、YMOからの影響がとても大きくあると思います。

新しいものに常に興味を向け、色んなジャンルの音楽を自分のルーツと織り交ぜて新しい物を作り上げる。

例えば、沖縄音楽を取り入れるとしても、ただ沖縄音楽をやるんじゃつまらないので、それを混ぜてもっと違うものを作る。

 

彼らの音楽に対する姿勢が、当時すごくかっこいい、面白いと思って、僕も色んなジャンルや時代音楽に触れることを意識するようにしてます。

以前は、偏ったジャンルの音楽しか聴いてこなかったので(レッチリばかり聴いてた高校生でした)。

音楽を聴く上で、YMOや細野さんに出会ったことは大きなターニングポイントだったと思います。

《好きな曲 03》Don’t Worry About the Government


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Talking Heads: 77」(1977)収録。

Talking Headsのファーストアルバムです。

 

個人的にこのアルバムは、全体的に派手な音作りはなく、細々としたギターがなっているという印象です。

初めて聴いた時は、うーん?って感じだったんですが、聴いていくうちに、繊細なギターサウンドDavid Byrneの風変わりなボーカルが乗っかっていくのが、段々クセになってきます。

 

それと、なによりTina Weymouthのベースラインが独特で、有名なのは「Psycho Killer」。

Byrneが作った楽曲に彼女のベースが加わることにより、良いアクセントになってると思います。

 

今回選んだのはB面2曲目の「Don't Worry About the Government」です。

勢いのあるポストパンクをイメージして聴いてしまうと、ちょっと調子が狂ってしまうような、雰囲気緩めな曲です。

この世界観を理解するのに、少し時間がかかりました。

 

恥ずかしながら、この曲を知ったのは映画「アメリカンユートピア」を観た時で、3曲目くらいに演奏してました。

 

この映画すごく良かったです。映画館で2回観に行きました。

いずれ、アメリカンユートピアについても色々書きたいですが、また今度やろうと思います。

《好きな曲 02》Not Bad, This Feeling - Cornelius

 

「Ripple Waves」(2018)収録。

 

Corneliusの楽曲で1番気に入ってるものです。

初めて聴いた時、イントロの夢の中にいるような浮遊感に惹かれてたのをよく覚えてます。

 

短い3~5文字くらいの言葉をポツポツ歌っている、Corneliusらしい歌い方なんですが、こういう歌い方で曲が成立するのってすごい。

簡単そうに見えて、誰でもできるものではないと思います。

 

それとCorneliusの楽曲において、特に独特なのはドラムのリズムですよね。

普通だったらそこにスネア置かない、みたいな感じで独特な刻み方をします。ハイハットもそこで開ける?みたいな。

その辺のドラムリズムは小山田圭吾さんが考えてるのか、あらきゆうこさんなのかよく分かりませんが。

ドラムに限った話ではないですが、音の配置が上手く隙間を見つけて心地よいところに置いていくセンス、感覚が凄いなと思います。

 

 

8/19のSONIC MANIA、チケット購入しました。初Corneliusなので、今から待ち遠しいのです。後は希望休を取れればいいんですが、僕、新卒なので、大丈夫かな。

 

でも、この曲はライブでやってるところは見た事ないですね。あまり人気ないのか。もしくはライブ向きではないか。

 

「あなたがいるなら」はやってもらえるかな。

楽しみに待ってます。

《好きな曲 01》森へ行こう - 大貫妙子


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「palette」(2009)に収録。ベストアルバムです。

 

一昨年に八ヶ岳高原音楽堂でのアコースティックライブを観に行った時に、この曲を演奏してくれました。

でも、調子が出ずに途中でやめてしまったんですよね。

コロナ自粛が少し落ち着いてきた時期で、大貫妙子さんもコロナ明けて初めてのライブだったようです。本人も緊張してるとおっしゃっていました。

仕方ないけど、特に好きな曲だったので、残念。

 

あとこの曲、「劇場版どうぶつの森」の主題歌になってます。

映画は子供の頃観ましたが、その時は大貫妙子さんは知らなかったので、後から知って驚きました。

それもあって思い入れの強い曲です。一番最後にどうぶつの森のテーマのリフが少しだけ入るのも良いですね。

 

ちなみに大貫妙子さん、どうぶつの森好きだそうです。

MCで、「みなさん、あつ森やってますか。」って。

どんな村なのかとても気になります。